目次
ハンドメイド作家の確定申告
確定申告が必要な方の例
- 1か所に雇用されている人※1で、給与所得※2と退職所得以外の所得金額合計が20万円を超える人
- 1か所に雇用されている人※1で、何らかの事情により勤務先から年末調整を受けることができなかった人
- 2か所以上から雇用されている人(給与の全部が源泉徴収対象となる場合に限る。)※1で、年末調整されなかった給与の収入金額と給与所得及び退職所得以外の所得金額との合計額が20万円を超える人
- その他一定の人
- ※1 正社員、アルバイト、パート問わず。
- ※2 所得 ≒ 利益 ≒ 売上 – 必要経費
副業か?本業か?
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区分 | 所得区分 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
副業 | 雑所得 | かんたん | 優遇措置なし |
事業(本業) | 事業所得 | 優遇措置あり | むずかしい |
- 実態に基づいて「副業」か「事業」か判断します。
- 一般的には、他にメインの収入源がある場合には「事業」とするハードルが上がります。
- 「事業」であるためにはメインの収入源が他にない、その事業のために設備投資をしている、事業資金を借り入れている、など実態が伴っている必要があります。
よくある誤解
- 開業届を提出すれば無条件で「事業」として認められると誤解している。
経費の範囲
3つの経費がある
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区分 | 説明 | 経費 |
---|---|---|
家事費 | 100%プライベートに係る経費 | NG |
必要経費 | 100%事業に係る経費 | OK |
家事関連費 | 家事費と必要経費の両方の側面がある経費 | 原則:全額NG 特例:区分できた部分だけOK |
よくあるミス
- 個人事業や副業としての活動を開始すれば、生活費やプライベート経費も、必要経費として計上できると誤認している。
- 家事関連費は原則、全額必要経費に算入できず、特例として一定の場合にのみ、事業に関する部分だけ算入できるということを知らなかった。
必要経費
事業所得、不動産所得および雑所得の金額を計算する上で、必要経費に算入できる金額は、次の金額です。
(1)総収入金額に対応する売上原価その他その総収入金額を得るために直接要した費用の額
(2)その年に生じた販売費、一般管理費その他業務上の費用の額
No.2210 必要経費の知識|国税庁
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種類 | 具体例 |
---|---|
収入と直接対応する必要経費 | 材料仕入れ、一定の外注費 |
期間対応の必要経費 | 水光熱費、PC代、交通費、交際費、HP制作費 |
具体例
- 材料仕入れ
- プラットフォーム手数料
- ホームページ制作費
棚卸が必要
ハンドメイド作家さんで一番大変なのは、材料などの棚卸作業です。これらは、決算日時点において、数量や単価、金額に換算すると現在いくらなのかを整理・計算しなければなりません。
主に製造業や小売業、飲食業において生じる事務負担ですが、適当にやっているとリカバーが効かなくなるため要注意です。
棚卸が必要なものの例
- 材料
- 未完成の商品
- 完成したが未販売の商品
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