フリーランスエンジニアとして起業
個人事業主として起業前の準備
開業届出などはもちろんですが、他にも名刺を準備したりホームページを作成したり色々とやることがあります。本コラムでは、副業や個人事業をはじめる方向けのTODOを解説しています。
ロゴマーク
- Canvaで自作する。
- スキルシェアリングサイト『ココナラ』で外注する。
拘りがある場合やデザインが好きな方はCanvaで自作してみましょう。
プロのデザイナーさんに依頼する場合、約6万円前後～もあれば数千円程度のものもあるなど料金幅は大きめです。「プロに依頼したいけど今はまだ開業資金を節約したい」という場合、『ココナラ』の以下出品サービスが比較的安価で、販売実績数も多いため、気になる方はチェックしてみください。
せっかく作った自分だけのロゴマークが誰かに真似されないよう、商標登録をすることによって権利保護をすることができます。これは弁理士の専門領域です。普段なかなかお会いする機会のない専門家ですが、『ココナラ』でも以下出品サービスにて弁理士さんに相談することができます。
名刺の準備
- Canvaで自作してラクスルで印刷を依頼する。
- スキルシェアリングサイト『ココナラ』で外注する。
ロゴマークと同時に作成すると思いますが、名刺は一度作成しても必ず修正したくなります。キャッチフレーズや文字の位置、レイアウトなどを改善したくなるからです。そのため、いきなり何百部もするのはやめておいた方が良いかもしれません。100部くらいでOKです。
はじめから作り直す前提なので、『ココナラ』で依頼することをおすすめします。以下の出品サービスが安価で販売実績数も多めです。
ホームページの準備
スクロールできます
| 項目 | 自作 | 『ココナラ』で外注 | HP制作会社へ外注 |
|---|
| 価格帯 | 年間1万円弱～※1 | 数千円～数十万円 | 100万円～ |
| クオリティ | | | |
| 作業負担 | | | |
| HP公開後のメンテ | | | |
| 広告の自己コントロール | | | |
一般的なケース
- HPは自社の広告。理想は自身のコントロール下におくべきで、「その都度、保守運用委託先に依頼しなければ更新ができない」という状況は避けるべき。
- 自作する場合、Wordpressを勉強し続ける胆力が必要になることも忘れずに。
- SEO対策は結果が保証されるものではないため、資金に余力があるか確証がある場合を除き、多額のお金を投下するのは慎重に。
これらのうち、「自作するケース」と「HP制作会社へ外注するケース」だけ両極端にハードルが高いです。前者はとにかく自分でWordpressの使い方などを勉強しなければならないので時間を要し、後者は料金が高めです。
そのため、最初はやはり『ココナラ』でスタートしてみて、売上が上がって余裕が出てきたら必要に応じて自作かHP制作会社へ再構築を外注するというやり方が現実的と思います。
以下の出品サービスは販売実績数も多く比較的安価です（2025年6月現時点）。
開業届出など
- 個人事業の開業・廃業等届出書
- 所得税の青色申告承認申請書
- 事業開始等申告書
個別性の反映ができるため税理士へ依頼するのが最善ですが、どうしても開業資金を減らしたくないという場合、マネーフォワードクラウド開業届がおすすめです。
クラウド会計ソフト
複式簿記による記帳
青色申告をする場合、単に数字を日付ごとに集計するだけでは複式簿記による記帳になっていないため、青色申告の要件を満たさなくなります。そのため、Excelなどで自作するのではなく、freeeやマネーフォワードクラウド確定申告のようなきちんとした会計ソフトを選びましょう。
会計ソフト代も惜しいということであれば、個人事業（事業所得）としてはじめるにはかなり危険ですので、まずは副業（雑所得）からスタートすることを強くおすすします。
freee会計
クラウド会計2大巨頭の1つです。主にフリーランスからの指示が厚いベンダーさんです。進化のスピード感が強み。
freee会計は伝統的な会計ソフトと比較したとき、少々独特なUIになっています。慣れれば使いやすく、最高の効率化が実現できますが、人によっては最初は取っつきにくく感じるところがあるかもしれません。『ココナラ』の以下出品サービスはfreeeの利用方法を安価で説明してもらえるサービスです。
マネーフォワードクラウド確定申告
2大巨頭のもう1つです。伝統的な会計ソフトの良い点も残しつつ、クラウド会計の機能も備えておりバランス感覚に優れています。個人事業主から従業員数百人規模の中堅企業まで、幅広く使われています。
マネーフォワードクラウドは複式簿記を理解に適したプロダクトです。人によっては最初は取っつきにくく感じるところがあるかもしれません。『ココナラ』の以下の出品サービスはマネーフォワードクラウドの活用方法を比較的安価で説明してもらえるサービスです。
個人事業の税金・起業の相談
「国税局電話相談センター」では一般的な内容（≒国税庁HPを調べればわかること）しか回答してもらえません。受電した職員も電話相手の個別具体的な事情を把握することは不可能だからです。
税理士に正式に依頼すると料金が高くなるため、個人事業主の方の税金に関する相談先は余りないのが実情ですが、『ココナラ』の以下のような出品サービスでは、比較的安価で相談に乗ってもらうことができます。
売上げを作ってみる
一番大切な項目です。いままで会社員だった方も多いと思いますが、頭では「会社員と事業者は違う」と分かっていても、実際にビジネスをはじめてみると思いのほかうまくいかないことも多いのが現実です。
最初は数千円でもいいので小さな売上を作るところから始めてみましょう。『ココナラ』は外注するときだけでなく、自分が出品する側（商品を出す側）としても参加できます。ここで「商売とはなんぞや」という感触をつかんで頂ければと思います。
オフィス
自宅開業
個人事業主であれば小さく始めることを強くおすすめします。住所を公開しなければならない業種でない限りは自宅開業で支障ないはずです。
見栄を張って月額数万円するレンタルオフィスを賃借するのは危ないのでできるだけやめましょう。
バーチャルオフィス
- 何らかの事情でビジネス用の住所が必要だが自宅住所は公開したくない。
- 物理的な場所は不要でビジネス用住所だけあればよい。
大手のGMOグループが運営する「GMOオフィスサポート」などがメジャーどころです。
レンタルオフィス
- 資金に余裕がある。
- 起業前から見込み顧客を獲得済みなどすでに伝手がある。
- ビジネス用個室で作業することが生産性に貢献する。
契約書
「生成AIやネットで拾ったひな型を使うのは不安…」という方も多いと思います。行政書士川崎事務所様の以下サービスは、販売実績数も多く比較的安価で契約書作成を依頼できます。
