税理士報酬に影響する項目について解説|澁谷税理士事務所

あくまで一般論となりますが、独断と偏見で、料金と品質に影響する項目を解説しています。

目次

料金に影響する項目

項目料金
資格者が直接対応×
ブランド力のある税理士法人×
特殊分野特化型事務所×
担当制の事務所
英語対応可能
高品質×
作業の代行業務を税理士へ依頼しない

記帳代行などの業務は一般的に安価というイメージがありますがむしろ逆です。安価で対応できているのは、単価が低めで設定されている無資格者スタッフが実作業を行っており組織力で対応しているためという場合が多いです。その事務所がどのような方針なのかによって異なりますが、有資格者が直接記帳代行をやる場合は単価が高くなる事務所もあります。

組織力で対応している担当制の事務所は、担当者の実務レベルが多種多様で、退職や転職で担当者が頻繁に変わる事務所もあります。

税務は労働集約型ですので、品質を上げようとすれば当然に時間と手間がかかるため、その分料金も高くなりがちです。

他業界同様、希少価値の高い人材がいる事務所は料金は高くなりがちです。英語対応可能であるというだけで料金が高くなるというわけでもないですが、そもそも税理士業界に英語がペラペラという人が少ないので、その意味で△(高くなりがち)としました。

品質に影響する項目

項目料金
資格者が直接対応
ブランド力のある税理士法人
特殊分野特化型事務所
担当制の事務所
作業の代行業務を税理士へ依頼しない

組織力で対応している事務所の場合、いろいろなスタッフがいますので、若干バラつきが生じますが、これはどこの業界も同じかと思います。

担当制の事務所の場合、実務経験豊富なスタッフが担当になれば品質も上がりますが、個人商店の集まりのような事務所の場合、ろくに引き継ぎもされず右も左もよくわかっていない担当者が、よくわかっていない状態で業務をこなしていることもあり得ます。これも税理士業界に限った話でもなく、OJT重視の職場であれば多かれ少なかれ似たような光景を見かけるかと思います。

まとめ

税理士業界がどのような構造なのかが分からないと、「何に対してお金がかかっているのか」がよくわからないかと思います。

ポイントは、

  • 税務は労働集約型ビジネスでとにかく時間がかかりがち
  • 税理士業界全体として慢性的な人材不足に陥っている(どの事務所もリソースが少ない)
  • 単価が安く設定されている人材と高く設定されている人材がいる

あたりでしょうか。この辺を想像しつつ税理士料金を確認すると、なぜその料金表となっているのかという背景が何となく見えてくるかと思います。

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