キャッシュレス派の自営業必見。クレジットではなくデビットカードを使う

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個人事業主などでキャッシュレス決済が好きな方は、クレジットカードよりもデビットカードの方がおすすめです。

目次

クレジットカードの場合

会計ソフトにもよると思いますが、クレジットカードの場合様々な取引が1回の支払いにまとめられてしまうので会計仕訳にしたとき以下のようになってしまいます。

4月1日

借方科目消費税借方金額貸方科目消費税貸方金額
消耗品費課税10%110未払金110

4月5日

借方科目消費税借方金額貸方科目消費税貸方金額
新聞図書費課税10%2,200未払金2,200

4月15日

借方科目消費税借方金額貸方科目消費税貸方金額
会議費課税10%1,650未払金1,650

ここまでは良いのですが、支払をまとめるため以下の仕訳が入ります。

5月27日

借方科目消費税借方金額貸方科目消費税貸方金額
未払金3,960普通預金3,960

デビットカードの場合

以下のようになります。

4月1日

借方科目消費税借方金額貸方科目消費税貸方金額
消耗品費課税10%110普通預金110

4月5日

借方科目消費税借方金額貸方科目消費税貸方金額
新聞図書費課税10%2,200普通預金2,200

4月15日

借方科目消費税借方金額貸方科目消費税貸方金額
会議費課税10%1,650普通預金1,650

デビットカードの方が楽

「デビットカードの場合、支払う度に現金預金から支出して、最後の仕訳が1個減るだけでは?」と思うかもしれません。

が、実際には、4月1日から4月15日までの取引明細をクレジットカード会社から貰えるのは(クレジットカード会社にもよりますが)翌月(5月)になる場合の方が多いのではないでしょうか。

しかも3つだけならともかく、実際には何10 個もの取引が1つのクレジットカード明細にまとめられているはずです。

クラウド会計ソフトの場合ある程度は楽になるかもしれませんが、正確に一つ一つの取引を確認する場合結構な手間です。

キャッシュフローの観点

クレジットカードは支払が先送りされるのでキャッシュフロー上は有利に思えますが、比較的規模の小さい事業者の場合、デビットカードを使用して使用時に残高が減った方が、むしろ『ないお金を当てにする』ようなことが生じなくて済むかもしれません。

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