時価の算定について|澁谷税理士事務所

税務は基本的に「時価」で課税されます。

当事者同士が「この資産を500万円で売買しましょう」と契約で決めたとしても、その資産の時価が800万円なら、差額の300万円に対しても課税されます。

が、この「時価がいくらなのか」を決定するのは結構難しく、時間も手間も費用もかかります。

実務上、時価算定の例について解説しています。

目次

具体例

対象算定方法の例算定難度
不動産・不動産鑑定士による鑑定評価
・相続税評価額や固定資産税評価額をベースに算定
★★★
減価償却資産・未償却残高
・買取業者による見積
★★☆
商品その品物の販売価格★☆☆
市場が存在する有価証券証券会社HP等で確認★☆☆
売掛金や貸付金帳簿価額★☆☆
美術品鑑定士による評価★★☆
権利金未償却残高★☆☆

以下でいくつかピックアップして解説します。

不動産

ある意味一番分かりやすいのが不動産です。

「不動産鑑定士」という職業がありますが、名前の通り、不動産の適正価格を算定してくれますが、鑑定士に支払う費用と時間がかかります。

減価償却資産

機械装置や器具備品、車両などです。

一般的には、実務上、①未償却残高を使用することが多いように思えますが、②買取業者に見積を出してもらってそれを使用する、というやり方も想定されます。

①と②を平均するというやり方も聞きます。

商品

その商品が単価500円で通常販売されているのであれば、単価500円が時価と考えられます。

これも比較的容易に時価の把握ができます。

コラムに関する免責事項

当サイト内のコラムの内容をご参照・ご活用等された場合、以下に掲げる内容についてご同意頂いたものとみなさせて頂きますので必ずご一読下さい。

  • 当サイト内のコラムの内容については正確性等を高めるよう努めておりますが、その内容に対していかなる保証をするものでも御座いません。
  • 当サイト内のコラムに記載された情報(第三者から提供された情報も含む。)をご利用頂いたことにより損害や不利益等が生じた場合でも、当サイト管理者は一切責任を負いません。
  • ご自身の税務等に関するご判断に際しては、最終的には必ずご自身の顧問税理士等へご相談の上、ご自身の責任においてご判断下さい。
  • 当サイト内のコラムは簡潔さに優先順位を置いておりますので、一定の情報は割愛させて頂いております。
  • 当サイト内のコラムはその執筆時点における法令等の情報に基づき整理したものです。
    法令等は日々改正されるものであり最新の法改正等の内容が未反映となっている場合もあるため、必ずご自身で最新の法令等の情報をご確認下さい。
  • 当サイト内のコラムはあくまで当サイト管理者の私見であり、他の専門家と解釈が相違する場合も御座います。
  • 当サイト内のコラムは予告なしに変更や更新、削除されることが御座います。
  • 当サイト内のコラムに記載された情報の無断転載等は固く禁じます。

スポット相談

弊所では、スポットでご対応させて頂くサービスも取り扱っております。顧問契約締結前のお試しとしてもご利用頂けます。

ご紹介の無い方でもまずはお気軽にお問合せ下さい。

目次