創業融資は受けた方が良い?自己資金だけで乗り切ろうとする人へ

本コラムは以下のような方を対象としています。

  • これから創業する方
  • 借入れは何となく怖いという方
  • 支払利息がもったいないという方
  • 自己資金が結構あるので借入の必要性を感じないという方
目次

好きな時に借入れができるわけではない

仮に以下のように1期目の10カ月目くらいからようやく黒字へ転じる会社があったとします。

あくまでもイメージです

この場合、融資を受けることができる可能性があるタイミングは黄色い矢印の箇所です。

1回目はもちろん創業前~創業直後、2回目は売上がきちんと立っていることが確認できる時期です。

つまり、赤字2~9か月目や、黒字転換したばかりのタイミングで金融機関に駆け込んでも「時すでに遅し」状態になっていることも

赤字の最中に資金が尽きたらおしまい

事業を開始して最初は赤字期間が続くというのは珍しい話ではありません。

確実に10か月目から黒字に転じることが最初から分かっているのであれば10か月分の事業資金と生活資金があれば大丈夫ですが、ビジネスにおいて「確実」はありません。

いつ黒字に転じるのか不安な状態で資金がどんどん減って行く様子を見てるとまさに「貧すれば鈍する」状態にもなりかねません。

キャッシュが無くなると負のスパイラルに陥って行きます。

まとめ

融資を受けるかどうかは経営者が最終決定する経営判断であり、その判断の結果に責任を負うのも当然経営者です。

融資を受けないデメリットを考慮した上でそれでも「自己資金だけで乗り切る」というのも立派な経営判断ですが、「自分の好きなタイミングで借りることは出来ないこともある」という点をあまり認識していなかったという方は要注意です。

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